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マカオは、カジノの収入から最大4割の税金を取っています。
10万円以上の現金支給を毎年のようにみんなにできる大盤振る舞いの理由です。
でも、そのカジノ税収がちょっと不振のようです。
その理由は中国からの観光客の減少です。
もともとシンガポールなどがカジノを始めたため、ちょっとずつ観光客は減少していました。
でも、中国からの観光客はわざわざ遠方のシンガポールまで行きません。
そのため、ダメージは比較的軽微だったと言われていました。
でも、最近の中国は一時期より景気が悪くなっています。
今までのように大盤振る舞いをできる人が少なくなったのです。
しかも、綱紀の粛正で「公務員」が豪遊できなくなりました。
日本では考えられないことですが、中国は賄賂もあるようです。
ちょっとした申請でも各セクションの担当者に賄賂を渡さないと進まないとも言われてます。
でも、彼らも元々の給料が安いのでそうでもしないと暮らせない一面があります。
とはいえ、上層部がもらっている賄賂は想像を絶する金額です。
その賄賂をマカオで使うのです。
もちろん使うだけが目的ではありません。
カジノで「勝った」お金は理由ができます。
要するに、賄賂を全てマカオでカジノに賭けることでその一部でも勝てば表に出せるのです。
新聞などで「資金洗浄」と呼ばれることがありますが、これが一つの方法です。
もちろん「洗浄料」は安くはありません。
半分以上は負けるでしょうが、元々はアブク銭です。
1割でも2割でも戻ってくれば御の字です。
しかし、そんなことができなくなったのが最近の中国の情勢です。
私のように、自分で稼いだお金で遊んでいる人ばかりではないのもマカオの一面です。
マカオのVIPルームで、とんでもない金額で遊んでいる人の中にはそのような人もいるのです。
でも、そんな人が少なくなれば、当然カジノの収入も税収も落ちてしまうのです。
中国のお客さんはありがたいことは間違いありません。
しかし、依存しすぎることもまた問題なんですね。
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